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乗馬はスポーツの中で唯一動物といっしょに行なうことができる運動ですが、
乗馬の「脂肪燃焼効果」や「乗馬の筋力アップ効果」なんて知っていましたか?
◆脂肪燃焼効果... 「エッ、馬でダイエット???」
「乗馬には、有酸素運動による脂肪燃焼効果があります。」
体内脂肪を燃焼させるためには、運動生理学的には最低15分の有酸素運動(運動強度40%以上)を継続
することが必要ですが、乗馬の有酸素運動とは、「軽速歩」、「駆歩」などがそれに当てはまります。
通常乗馬のレッスンは40分間なので、ウォーミングアップとクーリングダウン、途中休憩を入れても、最低
15分間は、有酸素運動で脂肪を燃焼していることになります。
2002年、倉恒弘彦教授(関西福祉科学大学)と池田卓也(日本馬術連盟スポーツ医科学委員)が乗馬時の
騎手の心拍数と酸素消費量を測定したところ、乗馬もウォーキング同様、有酸素運動になると提唱しています。
◆「乗馬は人間の足への衝撃がゼロに近いため、年齢にかかわらず楽しめる!!」
ウォーキングは費用もかからず、手軽に時間と場所を選ばず行なえるので、ダイエットにはお勧め!!」という
言葉を聞いて、ウォーキングを始める人も少なくないと思います。
しかしながら「誰でも気軽にできる...。」という言葉には落とし穴もあります。なぜならば今まで運動不足の人
がいきなりウォーキングを行なうと、運動不足で劣っている膝や腰などの筋肉や関節に負担がかかりすぎ、
そのためそれが原因で膝痛や腰痛になる人も多いからです。
その原因はウォーキング時の足の衝撃度にあります。歩くだけで膝や腰には体重の1.2〜1.5倍の衝撃が
かかります。
反面、乗馬は「足の衝撃度がゼロに近い」ため、まず膝・腰の関節を痛める危険性がほとんどありません。
ですから、乗馬は特に下記の方々にお勧めのスポーツと言えます。
@乗馬は特に下肢をしっかり使うため、下半身のシェイプアップ効果が期待できます。
AO脚気味の方には、馬に乗ることで自然に内転筋群が鍛えられるので、スマートな脚線美を目指せます!
B太ってしまい、体重が重く感じる方には、膝・腰の関節の負担なくダイエットできる!!
A運動不足で体力や筋力に自信のない方にお勧め!!乗馬に年齢は関係ありません。
特に中高年の方々にはお勧めの運動です。
B膝に痛みがある方でも馬に乗れます!!馬に乗ることで特に大殿筋や内転筋が自然に鍛えられるので
馬の上で筋力トレーニング効果が期待できます!!
「乗馬はアウトドアの筋力トレーニング!?」
初めて乗馬をした次の日は、必ずと言ってよいほど筋肉痛になります。乗馬は見ていると簡単に乗っている
ように見えますが、人間は馬の動きに体をあわせてバランスをとっているため、「アイソメトリック的な筋収縮」
を馬上で行なっています。
また馬に指示を与える一番のポイントは人間の脚(きゃく)です。つまり脚で馬の腹を蹴るようにして馬に合図を
送ります。また運動を持続させるためには常に人間の脚で馬のお腹に合図を送り続けなくてはなりません。
木村哲彦客員教授(日本医科大学)は、「馬上で人は落ちないよう全身の筋肉を無意識に使うので、かなりの
筋力鍛錬になる。」と提唱。特に太ももの内側(内転筋)、大殿筋、背中(脊柱起立筋群、広背筋)、腕(上腕
三頭筋)など、全身の筋強化になります。
◆「筋強化」で脂肪って燃えるの???
最近はフィットネスジムでもマシーンエクササイズやダンベルなどのフリーウエイトトレーニングなどで「脂肪燃焼効果」
があることが運動生理学的にも実証されています。つまり筋強化エクササイズで全身の筋量が増えることで、基礎代謝
がアップする。イコール全身の代謝が高まりエネルギー消費が上がり、脂肪も燃えやすくなるということです。
◆セラピー効果で癒される???
最近は「ジョーバ」(松下電工)という乗馬での馬の背骨の動きを再現した家庭用機器が出現!!これなら乗馬クラブに
行かなくてもテレビを見ながら乗馬...も楽しめるかもしれません。
しかしながら本当の馬に乗って行なう「乗馬」には、「アニマルセラピー」的な深い意味合いを含んでいます。馬の首や体を
触ってみると、馬のぬくもりを肌で感じることができます。また馬の目を見るだけで心が安らいだり...。そして馬に話しかけ
ることで気持ちが落ち着いたり...。林良博教授(東京大学農学部)は、「生きた馬が人にもたらす精神的効果は非常に大
きい」とも指摘しています。
文章: 松下 佳子
馬術C級コーチ
フィットネスインストラクター
参考文献: 日本経済新聞2003年9月27日刊「馬に乗って筋力アップ」より
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